物価の高い東京でお得に暮らそう!安い物件の見つけ方

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家賃が安ければ良いというわけではない

東京で安い物件を探す際、選ぶポイントとして欠かせないのが家賃ですね。
しかし家賃の安さのみで物件を絞ると、物件はたくさん出てきますが、やっぱり「自身の希望条件を兼ね備えたところで、家賃が安い部屋」に住みたいと考えることでしょう。
要するに家賃が安ければ良いというわけではないということなんですね。

そこでここでは、家賃以外でも結果的に安い物件を選ぶ方法を紹介していきたいと思います。

家賃相場を調べる

2018年8月に行われたエイブルの調査によると、東京23区で最も家賃相場が安いところは練馬区(5.3万円)となっています。

東京都23区の住みやすさは?治安、家賃相場/エイブルAGEN

一方、港区や中央区のような都心部においては、家賃相場が10万円を超えるケースも珍しくありません。同じ都内にもかかわらず、住む場所によって家賃相場に差があることが分かります。家賃相場が高い場所は需要が高いため、金額に明確な差が出るのです。

自分の住みたい地域候補がいくつかある場合、各地域の家賃相場を調べずに決めてしまうと、後々後悔するかもしれません。物件を探す際、検索条件はできるだけ絞らずに検索し、一通り物件をピックアップしましょう。その後、家賃相場と条件の優先度を比較したうえで、自分に適した住まいを見つけるのがベストです。

インターネットに掲載されていない物件を探す

「一通り物件を探してみたけれど、思うような物件が見つからない」という場合は、インターネットに掲載されていない物件が無いか調べてみましょう。

このような物件を自分の手で探すのは難しいので、不動産会社に直接出向いて聞いてみるのが得策です。不動産会社を訪れることで、知らなかった優良物件が探せるかもしれません。

借地権付き物件を探す

不動産の中には、借地権付きというカテゴリに属する物件します。
借地権とは、簡単にいうとある土地に住まいを借りる権利のことを指します。

建物だけの価格で済むため借地権つき物件は比較的安価であることが大きなメリットになるでしょう。さらに、借地権者には固定資産税や都市計画税が課されないのもメリットの1つです。

地代(土地所有者から借りている土地の利用料金)は支払うことになりますが、借地付き物件は比較的安く免除される税金分を考慮するとそこまでデメリットにならないでしょう。

また物件を購入する場合に、銀行からの融資や融資の審査が厳しいことは借地権のデメリットになるかもしれません。安く不動産を購入したい場合は、土地を除いて建築物のみを購入するようにしましょう。

借地権を売却する方法

借地権は、1992年から定められている「借地借家法」を基にしています。旧借地権の特徴は、借地契約者が土地の更新し続けることによって、半永久的に土地を借りられます。
一方で出口戦略として借地権を売却することも検討しておくべきでしょう。
なぜなら借地権付き物件はさまざまな制約があるため売却時に買い手が見つからないことも多いからです。そんなときには借地権付き物件を専門に扱う不動産会社に相談するようにしてください。

複数の不動産会社を巡るのが吉

家賃が安い物件のなかには、再建築不可物件というものが存在します。

再建築不可物件とは、現在ある建物を壊した際、新たな建物が建てられない物件のことです。そのぶん一般の中古物件と比べ、価格が安いのがポイント。

再建築不可物件の売買・買取をしてくれる専門不動産会社もあるため、そのような物件を探すなら一度訪れてみるのがおすすめです。不動産会社によっても扱う物件数や接客が異なるため、一つのところで決めるのではなく、複数の不動産会社を巡ったうえで物件を探しましょう。

ただし、不動産会社によって自店舗おすすめの物件があるため、希望よりも高い家賃物件を紹介される可能性があります。希望家賃や購入金額が明確に決まっているのであれば、それは妥協せず、不動産会社側にしっかり伝えるべきです。

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