共働きの味方!保育園に入れやすい街ランキング

シャボン玉と子供たち

子どもの面倒はみないといけないけど、共働きで生計を立てる家庭が多い中、いつ子どもを保育園に入れるかちゃんと話し合っていますか?保育園は東京のエリアにより受け入れが大きく違います。子どもが健やかに育ってくれる環境を提供してくれる東京の保育園情報をまとめてみました。

新規入園決定率と定員拡大率をみる

保育園と言えば最近問題になっているのが待機児童問題です。

保育園の入りやすさをはかるうえで必要なのは入りやすさではなく、実は新規入園決定率なのはご存知ですか。新規入園決定率とは、東京都が保育園として認めている認可保育園に申し込んだ児童数に対し、実際に入園できた児童の数です。新規入園決定率に注目するのには理由があります。いままで厚生労働省が待機児童の目安について、自治体や人口数の違う区を比較していたりしたので、それ自体があまり参考にならなかったからです。

東京都23区で最も新規入園率が高いのは、豊島区でなんと90%に上ります。次いで北区、葛飾区、板橋区、荒川区と続いています。その一方で新規入園決定率が低い区は港区、目黒区、台東区、渋谷区、中央区と軒並み50%前途の新規入園決定率となっています。

新規入園決定率が低いとされる区も何もしていないわけではありません。保育園の定員数が増えている区もチェックしましょう。2016年まで定員の拡充率を増やしている区は千代田区がトップを走っており、拡大率は244,1%です。次いで港区、中央区、新宿区、文京区いずれも200%前後で推移しているのが判ります。

東京23区の認可保育 入りやすさ1位豊島、杉並躍進/NIKKEI STYLE

保育しやすい街を探すポイント

新規入園決定率や定員拡大率をみると、どこの区の保育園も子どもたちを育成する環境に力を入れているのがわかります。

ただ気を付けたいのが、新規入園率や定員拡大率が高いからと言って入園できるわけではないのです。渋谷区の例をみると、2017年以前は「待機児童が少なく、保育園に入園しやすい、保育士さんの質も高い」といわれていましたが、今はその逆です。2018年からは応募者が殺到して入園できなくなる事態になりました。突然流れが変わるので保育士しやすい街を探すポイントは難しいのです。

保育しやすい街を選ぶには、新規入園決定率や、地域の変化、新規保育所の計画を調べると良いでしょう。また、新規入園決定率だけで決めていると、翌年になったら全く予想と異なる結果になる可能性もあり得ます。そこでおすすめしたいのが東京の保育士や保育園を抱えているエリアでも人気のない街をあえて選ぶ手があります。

特に湾岸エリアは通気にも便利ですが、保育園にはなかなか入れません。そうなるとはやり堅い方法で東京23区の北東部を探すという手もあります。また、保育園で働いている保育士さんの質も見極めたうえで、入園を決定するとなおいいでしょう。

保育士の質を見極める方法

保育園の内装や定員数などの情報は、保育園のホームページなどで直接確認できますが、保育士さんの質に関しては中々調べにくいものです。保育園に入園させるうえで、保育士さんの人数や質は気になるポイントですが、どのように調べたらよいのでしょうか。

単純な方法としては、上記のような保育士の求人サイトなどを利用する方法が効果的です。どこの保育園の求人を見ても、具体的な給料の額が表示されています。当然、給料が高い保育園ほど質の高い人材が集まりやすくなるため、子供をより安心して預けることができます。

子供をどの保育園に入園させようか迷っている人であれば、保育士の給与面に目を向けて判断をするのもいいでしょう。また、保育園の情報を直接聞ける人が居れば、直に評判を伺うこともできるので、こちらを参考にするのも手です。